表面欠陥検査装置メーカーNavi~SurfEYE
表面欠陥検査装置メーカーNavi~SurfEYE » 表面欠陥検査装置の選び方 » ナガセテクノエンジニアリング

ナガセテクノエンジニアリング

目次
目次

ナガセテクノエンジニアリングの概要と特徴

ナガセテクノエンジニアリングは、化学系専門商社である長瀬産業を親会社とするNAGASEグループの一員として、国内外の顧客にエンジニアリング技術を中心としたソリューションを提供しています。表面欠陥検査システムの開発は1992年にスタート。培ったノウハウは、インライン高速表面欠陥検査装置であるSCANTECシリーズとなり、高精度な欠陥検出を実現しています。

検査可能な対象と検出可能な欠陥

ナガセテクノエンジニアリングが提供する検査装置の利点

表面欠陥検査システムであるSCANTECシリーズは、超高速での画像処理だけでなく、フィルター処理やシェーディング補正といった多彩な機能により、キズ・ムラ・スジなどの欠陥を高い精度で検出します。先進のラインセンサ画像処理プロセッサの導入により最大480MHzという高速処理が可能です。

ナガセテクノエンジニアリングの強みは、ソフトウエア(パラメーター)のカスタマイズに注力していること。検査結果の表示方法や帳票出力など「現場で一番使いやすい」をモットーに、目的や必要性に合わせた柔軟な対応が可能です。
また、ナガセテクノエンジニアリングでは、もともと検査技術畑に在籍していた人間が営業を担当しているため、初期の問合せの段階から、検出に関する現場レベルの話ができるのが強みと言えます。

ナガセテクノエンジニアリングの製品一覧

SCANTEC 9000

SCANTEC9000
引用元:ナガセテクノエンジニアリング公式サイト
https://group.nagase.com/nte/scantec/product/

ナガセテクノエンジニアリングが自社で製造・販売している画像処理装置。
入力されたラインセンサカメラのアナログ信号とカメラリンク信号から画像処理し、欠陥を検出します。画像処理を専用のハードウエアで処理していることから、PCのキャプチャーボードよりも高い処理能力を発揮できます。

検査条件を2つ並列で処理可能。CameraLink-Full(最大 8tap) のカメラ接続。処理ボードは10枚まで搭載可能で、カメラは最大40台まで接続可能です。

SCANTEC ELEMENTS II

SCANTEC ELEMENTS II
引用元:ナガセテクノエンジニアリング公式サイト
https://group.nagase.com/nte/scantec/product/

無地フィルムやシートといったウェブ(連続物)の欠陥を見つける検査専用に開発された表面外観検査装置がSCANTEC ELEMENTS IIです。
ウェブ検査のために必要な機能に特化して高機能化する一方、不必要な機能を削ることで低価格化を実現しています。

そのほかの製品

表面欠陥検査装置は、目的の検査や対象物に対応しているかで選ぶのが大前提です。
基本性能やコストはもちろん、そのメーカーを選ぶことで
どんなメリットが得られるのかを見極め、導入効果の最大化を図りましょう。

使用例

リチウムイオン二次電池 電極シート

モバイル機器や電気自動車で使うリチウムイオン二次電池のさまざまな工程に検査システムを導入しています。正極や負極の塗工部の検査では、塗工のヌケや黒ムラ、スジ、ピンホールを検出。塗工しない部分でも、飛び散りやへこみや出っ張りなどの欠点を発見でき、結果はアラームや印字などで出力します。

FPD用フィルム検査

フラットパネルディスプレイ(FPD)用の各種フィルムの外観検査のためのアプリケーションを、長年の工学系のノウハウを元に開発しています。インライン検査として、原反の製膜工程やコーティングなどの加工工程、スリットなどの後加工工程を、トータルで幅広くカバーできます。高速化や高分解能化などの開発にも対応します。

まとめ

ナガセテクノエンジニアリングは、NAGASEグループの一員として1992年から表面欠陥検査システムを展開し、SCANTECシリーズで高精度かつ高速な検査を実現しています。

電池やフィルム、金属、ガラスなど幅広い対象に対応し、傷や異物、気泡など多様な欠陥を検出可能。特にソフトウェアカスタマイズや現場視点の提案力に強みを持ち、導入企業のニーズに柔軟に対応できます。

当サイトでは検査装置選定で重要となる「検査対象別」におすすめしたい企業3選をまとめています。貴社求める導入効果を見極めた選択の参考としてください。

ナガセテクノエンジニアリング株式会社の会社情報

本社所在地 神奈川県横浜市港北区新羽町887
設立 1989年6月
問合せ先 045-541-0229
公式サイト
(製品サイト)
https://www.nagase-nte.co.jp/
(https://group.nagase.com/nte/scantec/)
RECOMMENDED
検査対象で選ぶ
表面欠陥検査装置メーカー3選
無地面の表面欠陥検査なら
ナガセテクノエンジニアリング
ナガセテクノエンジニアリング公式HP
引用元:ナガセテクノエンジニアリング公式HP
(https://group.nagase.com/nte/scantec/)
二次電池
電極シート
FPD用
フィルム
ガラス
金属
OPCドラム
化学・機能性
フィルム
微細な欠陥への高分解能
利便性を追求した
カスタマイズに強み
  • 長年培ってきた光学技術と画像処理技術をはじめ、多彩なフィルター機能やシェーディング補正機能など独自の技術により、表面状態に関わらず微細な欠陥を高精度に検出できる。
  • 検査条件を 2 つ並列で処理できる装置に加え、顧客向けに画像処理ソフトの開発・カスタマイズに対応。手間を省いた効率的な検査ができる。
印刷面の表面欠陥検査なら
ダックエンジニアリング
ダックエンジニアリング公式HP
引用元:ダックエンジニアリング公式HP
(https://www.dac-eng.co.jp/)
枚葉・紙
段ボール
シール・
ラベル
軟包装・
ウェブ
製袋
グラビア
50年の画像検査実績で培った
印刷面検査に精通した
ラインアップ
  • 印刷面の種類ごとに特化した幅広い検査装置を揃えており、自社にピッタリな装置を導入できる。
  • 1975年から画像検査に取組み、培った経験から開発された使いやすい装置。
  • 箔デザインなど特殊な印刷面にも対応でき、印刷面の色・デザイン・文字が変わってもスムーズに運用できる。
ウェーハ表面欠陥検査なら
日立ハイテク
日立ハイテク公式HP
引用元:日立ハイテク公式HP
(https://www.hitachi-hightech.com/jp/ja/)
シリコン
ウェーハ
SiC
ウェーハ
ハード
ディスク
磁気ヘッド
新技術で微小欠陥を捉える
先端のシステムが揃う
  • 高出力・短波長レーザー、キラー欠陥(DOI)を捉える光学システム、散乱光データ処理アルゴリズム改善をしたシステムなどで、微小欠陥を検出。半導体の微細化に対し高いレベルの品質向上が図れる
  • 多様なアプローチの検査装置が揃い、目的のウェーハ検査が高確度で実現できる。
検査対象で選ぶ
表面欠陥検査装置
おすすめメーカー3選