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FCCLの表面欠陥検査

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FCCLの表面欠陥検査とは?

FCCL(フレキシブル銅張積層板)の表面欠陥検査とは、 柔軟性を持つ基材に銅箔を積層したFCCLに発生する 銅箔剥離、しわ、気泡、傷、異物付着などを 検出する工程です。

FCCLはスマートフォンやタブレット、自動車用電子機器、 IoT機器などに広く用いられており、微細な欠陥が 信頼性や寿命に直結します。

特に高密度配線や軽量化が求められる分野では、 欠陥検出の精度と安定性が重要になります。

FCCLの表面欠陥検査の具体的な検査対象物

FCCLは多層化や高機能化が進んでおり、 その検査対象は用途ごとに異なります。 代表的なものは以下の通りです。

基材の種類(ポリイミド、ポリエステルなど)や 銅箔の処理方法によって、欠陥の発生傾向も異なります。

FCCLの表面欠陥検査における欠陥の種類と原因

欠陥の種類

欠陥を生む原因

FCCLの表面欠陥検査が必要な理由

FCCLは柔軟性と高性能を両立する重要素材であり、 わずかな欠陥でも回路不良や断線を引き起こします。

特に車載用途や医療機器用途では、安全性に直結するため 欠陥品を市場に流出させることは許されません。

品質保証や製品信頼性の維持のため、 表面欠陥検査は欠かせない工程です。

FCCLの表面欠陥検査の検査基準、検査しないリスク

検査基準

FCCLの検査基準は、IPC規格、JIS規格、ISO standards、顧客仕様 に基づいて定められます。特に高周波基板や車載用基板では、 導通確認や外観検査の両面で厳格な基準が適用されます。

微細な欠陥が性能に直結するため、規格に基づいた 高精度な検査が不可欠です。

検査しないリスク

検査を行わないと、微細な欠陥を含むFCCLが基板製造に使われ、 導通不良や絶縁不良を引き起こします。

製品リコールや顧客クレーム、取引停止に直結し、 企業の信頼性や競争力を大きく損ないます。

FCCLの表面欠陥検査の検査例

これらの検査を組み合わせることで、表面と内部の欠陥を効率的に検出し、 安定した品質供給が可能になります。

表面欠陥検査装置は、目的の検査や対象物に対応しているかで選ぶのが大前提です。
基本性能やコストはもちろん、そのメーカーの装置を選ぶことで
どんなメリットが得られるのかを見極め、導入効果の最大化を図りましょう。

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